体の発酵・熟成

お役立ち情報第114弾 

体の発酵・熟成

 

◆からだが生きるためには

 生きるということは、エネルギーを作って・消費する! の繰り返しになります。 エネルギーは、食べた物・水・空気・光・熱によって産生されます。 これを発酵といいます。 日本酒・味噌・ワイン・ヨーグルトなど発酵微生物が生きておいしく作られます。 人間も一緒で、細胞や微生物が発酵してエネルギーを産出しています。

◆発酵と腐敗

 味噌をつくるときは、大豆+塩+麹が必要ですね! 美味しく作るために、いろんな工夫があります。

  • 大豆を煮たときの塩梅
  • 塩・麹の加減
  • 重石
  • 天地返し

など 手間が必要になります。 これらの材料と手間は、発酵のためであります。 大豆の煮たものを放置すれば、ただの腐敗がおきてしまいますね。 つまり、生かすための発酵になります。

◆人の病気と腐敗

 人間が必要な発酵条件

  • 食事
  • 加重
  • 血液
  • 細菌
  • 体温
  • 感情

人間の場合、味噌よりも複雑に絡み合う要素がたくさんです。 

例えば、体温が37度で適度な発酵温度 など 発酵に必要な適性や加減があります。

  • 食事(腸内は空腹のときに発酵が盛んになる)つまり、空腹に耐えられる食事量がよい
  • 加重全身が気持ちよく動いている状態
  • 血液薬物などの汚れがなく、スムーズな血流の状態
  • 細菌常在菌・腸内細菌が均一に存在している状態 潔癖は禁物
  • 体温平熱36.5~37度で免疫細胞の活性 風邪をひいても数日の発熱で平癒
  • 太陽光に適度に浴びる 皮膚の活性 骨の強化 脳幹活性
  • 感情 不安過多により自己嫌悪をつくらない

これらが、良い発酵状態 バランスが崩れると【腐敗】へ移行してしまいます。

◆腐敗から発酵 熟成へ

 腐敗した土壌でも、しっかり整備と手間を加えることで発酵がおきて生きた土壌になります。 生きた土壌に植物が生息するようになるには一定期間の熟成が必要になります。

 人間の場合も、良い状態を維持する【熟成期間】が必要です。

 熟成するには、最低3カ月くらいの発酵期間が必要になります。

 熟成したら、以下のような感覚になります。

  • 空腹のほうが体が動く
  • 歩くのが楽しくて気が付いたら2時間歩いていました
  • 頭痛薬を忘れてました
  • お腹のはりが無くなりました
  • 季節の変わり目に風邪をひくが、熱が出てすぐに治る
  • 朝日が気持ちがいい
  • 禁煙したくなった

などの感覚になります。 治療の目的と治癒とは何か?と説く その心は、【目的が発酵】【治癒が熟成】なのかもしれません。 美味しい日本酒で乾杯!