奏(かな)でる骨

お役立ち情報第83弾 

奏でる骨

◆行動する骨は?

 人が行動を起こすときにどこを動かしますか?

  • 話す(会話)
  • 手を動かす(作業)
  • 足を動かす(行く)

 つまり

  1. 話す➡顎の骨を動かす
  2. 作業➡手の骨を動かす
  3. 行く➡足の骨を動かす

▶骨は楽器と同じ

 体という楽器を演奏するために、【話す、作業、行く】の演奏。 話す➡顎の骨、作業➡手の骨、行く➡足の骨 が動くということ

 【楽器なので、旋律と響きが求められます】

 旋律を奏でる骨

  1. 話す➡側頭骨(耳)が脳の言語中枢を活性化させる
  2. 作業➡前腕骨(尺骨・橈骨)前腕には、長い二つの骨が旋律の役割
  3. 行く➡下腿骨(脛骨・腓骨)脛には、長い二つの骨が旋律の役割

 響きを奏でる骨

 背骨、肋骨、骨盤・・・体幹の骨が、響きとして伝わる

◆奏でない・響かない原因?

 忌まわしい拘束器具で【猿ぐつわ、手錠てじょう、足枷あしかせ】があります。 これらは、体が楽器として役立てないように出来ていますね。

 多くの患者さまを診ているなかで、拘束器具で固定されている訳ではないのに何故か奏でる骨が固定されて体幹の骨が響かない人が多いことか・・・

 骨はもっと自由であるべきです!