プロの診方~コンディション~

お役立ち情報第96弾 

プロの診方~コンディション~

◆プロは選手のどこをみるのか?

 選手がスランプにならないように、トレーナーなどの治療家は細かいところまで診れないといけません。 人の身体は、【基本的に壊れ物】という意識が必要です。 どんなに鍛え上げられた選手であっても必ずスランプがあるように、第三者が診てあげる必要があるのです。 最重要ポイントを挙げてみます。

  1. 開口(顔の表情)
  2. 胸の回旋
  3. 前腕の回旋
  4. お腹の硬さ
  5. ふくらはぎの硬さ
  6. 足首と膝の連動

以上が最小限、おさえておきたいポイントです。 野球選手やゴルファーなどで、調子の良かったときの6ポイントを抑えておくと、スランプ時に調整することで改善できるようになります。

▶開口(顔の表情) 口の開きは、感情の浮き沈みを理解します。 メンタルのコントロールは、口をみて判断します。

▶胸の回旋 胸の回旋は、呼吸の浅い深いを理解します。 呼吸の乱れは、バッティングのような瞬間の判断力に影響します。

▶前腕の回旋 手先の感覚が、正確に脳に伝わっているかを理解します。 前腕の強いマッサージは厳禁です。 感覚が鈍るどころか血流障害になってしまいます。

▶お腹の硬さ 胃腸の消化・吸収・排泄を理解します。 一流のアスリートは、食にこだわります。 食べる時間帯にも気を付ける必要があります。 

▶ふくらはぎの硬さ 冷えや疲労などに影響する血流循環を理解します。 強い指圧や揉み行為は、避けたほうがいいです。 慢性疲労の素になってしまいます。

▶足首と膝の連動 立つ、走る、蹴るなどのフット感覚が正確に脳に伝わっているかを理解します。 狂ったままになると選手生命が短くなるし、膝や足首の変形障害を誘発します。

※どんなに屈強なスポーツ選手も、プロの治療家からみれば【ただのガラス細工】です。 めちゃくちゃに身体を駆使するアスリートの傍らでハラハラドキドキ心配している治療家がいて丁度いい関係性ができます。